第2回 | 人のためでもあり、自分のため「大道芸を始めるきっかけ」 |
[09-04-14] |
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僕は….働いていました。
普通の会社員だったんです。
家電メーカーの修理を担当していました。出張修理です。
電化製品が壊れたらそれを受けて、お客様のご自宅に行って診断し、
・部品を注文するか
・その場で修理するか
・修理センターに持ち帰って、残業しながら仕事するか。
それの繰り返しです。
そんな日常に、「自分の人生」どうすればいいのだろう。
って考えていました。
そんな、途方に暮れたある日、町の広場で1人何かやっている青年がいました。ボールやボーリングのピンのようなものをまるで生きているように操る。
それが始めて見た大道芸でした。
見ている人はみんな釘付けで、僕もすぐその一員になりました。
家に帰るなり、インターネットでたった今見ていた道具を、すぐに注文しました。
次の日、会社に辞表を出しました。
そして、その青年と連絡を取り合い、練習に参加させてもらったのです。
2005年12月24日の晴れた日の出来事でした。
それが大道芸を始めるきっかけ….です。
出張修理の仕事をしていた当時を振り返ると、本来お客様に喜んでいただく仕事のはずなのに、自分のためだけに働いていた。
つまり「自分のためだけに生きていた」ような気がします。
今になって、言えるのかもしれませんが、あのままの人生だったら、それに気づかずに毎日を送っていたでしょう。
今は、人のためでもあり、自分のために大道芸に生きています。
【次回予告】
今回は、「大道芸人のぞみ」の生まれた訳。次回は「壊れたロボットのぞみ」が生まれた訳。
つまり、この壊れたロボットの芸を思いついたときのお話をしたいと思います。
では、次回お楽しみに!
のぞみ
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