第15回 | 外側から始まりどんどん心に近づいて「心理カウンセリングをパフォーマンスに」 |
[15-10-21] |
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最終的に心理カウンセラーとしての資格の取得までの間、色々なことが自分の中で起こりました。
一番びっくりしたのが、今まで特に意識しないでいた自分のふとした行動や言動、これらの相手に与える意味を凄く考えるようになりました。
人の心を知ってしまうことによって、自分の中の動きにも気を付けなきゃいけないところがでてくる。
自分のとった行動が、相手にとったら、それはものすごくマイナスに捉えられているかもしれない。
もしかしたら相手にとってはトラウマになってしまうかもしれない。
心理学を学んだことによって、自分の行動が制限されるということは確かにありました。
でも逆に今度は相手にとって一生忘れることのできない、心にいつまでも残り続けることもある。
本当に人の心って不思議で面白い。
心理カウンセラーのお仕事って、患者さんとの信頼関係がとても大事なんだという風に学べば学ぶほど思う。
まずは、話をして、信頼関係を築いていき、関係を結んでいく。
そうしてからのカウンセラーの言葉っていうものは、すぅ~っと患者さんの心に入っていく。
患者さんは、こうだ!!という風に、物事を思い込んでしまっているの。
それを、
- 答えは一つじゃないんだよ、
- 答えはたくさんあって、色んな可能性があるんだよ
というのを教えていくのが、基本的な流れだし、結局は全ての相談はここに帰結していく。
これをパフォーマンスに生かしていくと驚くほどの効果を感じられた。
自分の目指すもの、自分のパフォーマンスで表現したかったものはやっぱりここにあった。
今までただ、パフォーマンスをすることに疑問を感じて色々と表現方法を模索していたこの『旅』に少しゴールへ続く光明が見えてきた。
この『旅』は僕が今まで実際の『旅』とリンクして。
過去に行った日本一周や海外でのパフォーマンス修行、それから得られた経験を元に取り組んだ映像や照明技術での表現、そして曲作り。
視覚だったり聴覚だったり外側から始まったこの『旅』は本当の内側の心にまでついにたどり着いたんだ。
そんな感覚のなか、僕は次のステージに進もうとしていました。
【次回予告】
次回は、少し僕の時の流れからお休みして印象に残っている仕事のことや、日頃思っていることをお伝えしていきます。
のぞみ
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